味の素グループ 紙の調達ガイドライン
味の素グループ
制定日:2012年1月
改定日:2015年3月
改定日:2019年4月1日
1. 目的
紙は味の素グループの事業活動を支える重要な原材料の一つであるが、近年になって木材の生産と森林破壊や人権侵害等の問題との関連性が指摘されており、不適切な紙の調達は環境や社会に負の影響を及ぼす可能性がある。また味の素グループは持続可能な開発目標(SDGs)の目標15である森林の持続可能な管理を支持している。こうした背景から、味の素グループは法令を遵守し環境・社会的問題に関わらない事業者によって適切な原料から生産された紙の調達を行うために、このガイドラインを運用する。
2. 対象範囲
味の素グループ企業が事業のために自ら調達する紙を対象とする。この紙には以下のものが含まれる。
事務用紙(コピー用紙、封筒、印刷物等)
容器・包装用紙
販促資材(ボード、什器、POP 等)に使用する紙
3. 基準および方針
基準
保護価値の高い注1)地域の森林破壊に関与しない紙であること
伐採にあたって原木生産地の法令および国際的な人権基準注2)を守らなかったり、適切な手続きで生産していないような、重大な環境・社会的問題に関わる事業者注3)の製品ではないこと
方針
基準に基づき紙を以下の3区分に分類し、区分3に該当する紙の調達は行わない。
本ガイドラインは定期的に内容の見直しを図る。
区分1 | 基準1、2に適合することをFSC®やPEFC等の認証により確認された紙。あるいは新たな森林伐採を伴わずに生産された100%再生紙であることを確認できる紙。 |
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区分2 | 認証原料から生産された紙ではないものの、基準1、2に適合することを取引先が確認し、かつその妥当性を味の素グループが認めた紙。具体的には、FSC®の管理木材(Controlled Wood)およびそれと同等のレベルで管理された木材もしくは古紙を原料とする紙。 |
区分3 | 基準1、2への適合が確認できない紙。 |