おいしさの追求
おいしさ設計®味の素グループ独自の「おいしさ設計技術®」と栄養設計に関する知見の深化による継続的な製品強化を行い、サイエンスとデジタルによる顧客適合力を強化することで、ソリューションの提供を通じた社会価値のさらなる創造と共に、世界トップレベルの品質と生産性を確立します。
・おいしさ評価技術
・おいしさ解析技術
・おいしさ配合技術
・おいしさ生産技術
食事を味わうときに感じる「おいしい!」という感覚は、香り、味、食事などが統合されて生じる総合的な感覚で、この複雑な感覚をエキスパートによる官能評価と先端科学技術を組み合わせて再現するのが「おいしさ設計技術®」です。
「おいしさ設計技術®」は、おいしさ評価技術、おいしさ解析技術、おいしさ配合技術、おいしさ生産技術の4つの技術の集合体です。たとえばその中のコア技術の一つの「おいしさ解析技術」は、食品の香り・味・食感を三位一体でコントロールするために、先端分析・受容体技術・データサイエンスを統合活用することにより、おいしさのキー成分を探索・特定・調整する技術です。また、それを食品素材化する技術や、食感を制御する技術などについても、味の素グループならではの独自技術により、他社には真似のできない圧倒的なおいしさを実現しています。
また「おいしさ設計技術®」を活用した製品の包装技術や生産技術の向上にも力を注いでいます。
おいしさ設計技術®に基づくアプリケーション力を強みとし、味の素グループにしか提供できない各国で最適なおいしさを生み出しています。
圧倒的な「おいしさ」を実現する統合ソリューション
根菜の細胞壁を壊しやすくする「根菜柔らか成分」の独自配合しました。これにより、通常約30~40分(当社調べ)の調理時間を短縮。短い煮込み時間でも、十分に味がしみ込み、柔らかくなります。
調味料
味の素グループ内で減塩技術を融合し、米国でのおいしさ解析を実施しました。これにより当社従来品に比べ約30%塩分を削減し、ヘルシーで本格的なアジアン・エスニック料理を簡便に楽しめるようにしました。
冷凍食品
味の素(株)は2003年より、日本オリンピック委員会と共同で「ビクトリープロジェクト®」を推進しており、世界で活躍するトップアスリートに対して、「食」と「アミノ酸」によるコンディショニングサポートを行ってきました。そこで得た知見を凝縮し、現在、日本で生活者向けの「勝ち飯®」普及活動を展開しています。健康・栄養情報や無理なくおいしく作ることのできるテーマ別のメニューを量販店の店頭、飲食店、社員食堂等で提案し、生活者のからだづくり・コンディショニングを支援しています。また、行政との連携等も推進し、各地域に即したメニュー提案も行っています。
海外では、2018年度に東南アジアの事業拠点において選手サポート活動を開始し、ブラジルにおいてブラジルオリンピック委員会との契約を締結しました。各国の食材、食文化にアレンジした「Kachimeshi®」で各国のトップアスリートをサポートしていきます。