気候変動への適応とその緩和
アプローチ
世界的な喫緊の課題である気候変動は、味の素グループの事業・戦略に多大な影響を及ぼすため、重要課題の一つです。気候変動の進行により、原材料の調達不全をはじめとするリスクが予想されます。味の素グループは気候変動を全社重要リスクかつ機会と捉え、ガバナンス、戦略、リスク管理、指標と目標の4つの観点から対応策を検討しています。ライフサイクル全体での負荷低減を目指し、省エネ活動や再生可能エネルギー電力の利用を進めるほか、国際イニシアチブに参加し、社内外の連携を図りながら課題解決を目指します。
具体例
- 温室効果ガスの排出量削減(Scope 1・2・3)
- 生産時のエネルギー管理
- 輸送時のエネルギー管理
- 大気汚染への関与
関連する機会とリスク(
機会
リスク)
ネットゼロに向けた取り組みの推進、炭素税の負担軽減によるコスト競争力確保
脱炭素に向けた外部連携
気候変動による原材料調達不全
気候変動への対応遅れによる企業価値毀損
味の素グループの主要な取り組み
- 製品ライフサイクル全体でのネットゼロに向けた長期的な取り組み
- 生産時・輸送時のエネルギー削減の取り組み
- 温室効果ガス排出係数の低い燃料への転換
- 内部カーボンプライシングの活用
- TCFDに対応した情報開示(シナリオ分析等)
- 飼料用アミノ酸による環境負荷低減(土壌・水質汚染の低減)
貢献するSDGsのゴール
-
温室効果ガス排出量削減率(対2018年度)*
- SBTi目標に対する実績
活動報告
- TCFD提言に基づく情報開示(有価証券報告書 P.18)
- シナリオ分析に基づくリスクと機会およびその対応策の概要
- ASVレポート P.47「環境負荷50%削減へのアプローチ」
- 環境マネジメント
- 気候変動リスクへの対応
- バリューチェーンにおける温室効果ガス排出削減