美容とアミノ酸
アミノ酸で保湿力、バリア能力をアップ

お肌はアミノ酸でできている
実は、お肌のいちばん外側にある角層(角質)の天然保湿成分の半分以上はアミノ酸でできています。 アミノ酸を補うと、お肌の美容と健康に役立つことがわかっています。
保湿に重要なアミノ酸
大田ら, BIO INDUSTRY, 22(9), 31-37, 2005
アミノ酸で本来のチカラを回復、すこやかで美しいお肌に
岩崎、AjicoNews No.216, 2005
美容成分「コラーゲン」もアミノ酸
あなたの“きれい”に貢献するアミノ酸
また、アミノ酸がダイエットのためのフィットネスにも利用され、ますます女性にとって手放せないものになりつつあります。
傷ついた髪のキューティクルケアにアミノ酸
アミノ酸はキューティクルの保湿成分
水分をどれだけ保っているかは肌だけではなく髪の毛にとっても大切なことです。
髪の毛の水分を保つために重要な役割を担っているのはキューティクルと呼ばれる毛髪表面の組織で、アミノ酸はキューティクルの保湿成分です。
アミノ酸ケアで髪の毛を“つるつる”“しっとり”に
つやがなく、パサパサした髪はキューティクルの損傷が大きく、アミノ酸の量も減っているのです。ヘアーカラーやブリーチは髪の毛を傷める原因の一つ。
キューティクルがぼろぼろになってしまうこともあります。ある種のアミノ酸を配合したシャンプーやリンス、トリートメント剤を使うと保湿力が高くなり髪の毛が切れにくくなるなどの効果があることが実証されています。
アミノ酸ケアで髪の毛は“つるつる”“しっとり”するわけです。
肌やカラダにやさしいアミノ酸
肌のpHに近い状態で洗浄能力を発揮
アミノ酸系の石けんや化粧品、ヘアケア用品は、低刺激性で肌や髪にやさしいのも特長です。
普通の石けんで20分おきに10回ほど手を洗うと、手はガサガサしてきます。
アミノ酸系の界面活性剤で洗うと、そうした感覚はほとんどありません。その大事な理由のひとつに皮膚のpHがあります。自然の状態の皮膚はpH5~6の弱酸性です。しかし、アルカリ性の強い石けんで繰り返し洗うと皮膚もアルカリ性になってしまいます。これが石けんによる肌荒れのおもな原因です。
アミノ酸系の石けんや洗剤は、出来る限り肌のpHに近い状態で洗浄能力を発揮するように工夫されているのです。
アミノ酸で体脂肪の燃焼度をアップ!
アミノ酸で代謝を高め、エネルギーを消費する
フィットネスの世界で“脂肪が燃えやすいカラダ”をつくるために、注目を集めているのがアミノ酸です。
筋肉の原料であるアミノ酸を補給しながら、ランニング、長距離水泳などの有酸素運動を行うことによって、筋肉の合成が促されて組織が増えます。筋肉が増えることによって基礎代謝が高まり、消費エネルギーが増え、太りにくいカラダがつくられます。
アミノ酸を摂取することで、いつもより長時間、負荷の高い運動が可能になり、その結果、脂肪燃焼をサポートしてくれることも期待できます。
最近では、ファッションモデルなど体型維持のためトレーニングとともにアミノ酸を利用する人たちも増えています。
環境にもやさしいアミノ酸
たとえ河川や湖沼に流れ出ても、微生物がそれを食べて炭酸ガスと水に分解してくれるかどうかが環境に与える影響を小さくする上で重要です。生物の部品であるアミノ酸は自然にかえりやすい物質です。 グルタミン酸やグリシンといったアミノ酸と脂肪酸を結合させてつくった界面活性剤などが開発され、肌にも環境にもやさしい洗浄剤として幅広く活用されています。
アミノ酸から発展した生活素材は私たちの暮らしの中で、ますます活躍の場をひろげています。